保育園的優等生赤ちゃんに共通する両親のタイプ
いきなり涼しくなって、夏はあっと言う間にどっかに行ってしまったよう。
さようなら夏・・・。
気候はさておき、今日も可愛い子供たちに囲まれながら、仕事をしていた。
保育士に一番人気の赤ちゃん
夕方は0歳児と1歳児は合同保育となる。
私のデスクから、6か月になったAちゃんがbabyラックに座っているのが見える。
じっ~~~~~~と私のことを見ていた。
あまりにも見つめられるので、近くによっていき、
「Aちゃんかわいいねぇ~。」
と、思いっきりの笑顔を見せてあやしたら、Aちゃんもニッコニコの笑顔で返してくれた。
目は一重で、決して赤ちゃんモデルになれるようなタイプではない。
まだ、髪の毛もほとんどないので、男の子にも見える時がある。
そんなAちゃんから、満面の笑みを見せられると、なんて可愛いんだろう!!
と、キュ~~ンとなる。
もちろん、赤ちゃんの純真無垢な笑顔だからなのだが、それだけではない。
とにかく、保育士たちの大人気赤ちゃんなのだ。
このAちゃん、本当に手がかからない子なのだ。
産休明けから、保育園に預けられているのだが、無駄泣きをしない。
お腹が空いたとき、眠い時、おむつが汚れた時。
この3つの生理的欲求の時しか泣かないのである。
ミルクを飲むと、すぐ眠るし、眠い時は、少し泣くけど、ラックを揺らしてあげると、すぐ眠りにはいる。
という感じだ。2か月から6か月の今でも、そんな感じなのだ。
そして、誰があやしてもニッコニコの笑顔で返してくれるAちゃん。
こんな子を嫌いな人はいない。
だれからも可愛がられる保育園のスター赤ちゃんである。
発達もすこぶる順調だ。
寝返り、お座り、離乳食、どれをとっても順調に進んでいる。
これは珍しいことなのだ。
家での様子をお母さんに聞くと、うちでもあまり手がかからないという。
こんな赤ちゃんだったら、育児ストレスなんてないのかもしれない。
うちの子供たちはみな手がかかる子ばっかりだった・・・羨ましい限りである。
保育園で働いてから、たくさんの赤ちゃんをみてきたが、こんな子はめったにいないのだが、前も同じような赤ちゃんが3人いた。
共通するお母さんのタイプ
手のかからない赤ちゃんに共通するお母さんのタイプ。
それは、赤ちゃんとの間に距離感を持って、冷静に落ち着いているお母さん。
赤ちゃんに距離感?と思うかもしれないが、関わり方をみているとよくわかる。
盲目的に溺愛していないのだ。
一人の人間としてみているというか・・
決して可愛がっていないのではない。愛情はヒシヒシと伝わってくるし、子供の発達もよく知っている。
たまに、真逆でこんなお母さんがいる。
朝、登園して保育士に子供を手渡す時に、まるで自分の恋人をみるような熱いまなざしで見つめ、ギュ~っと抱きしめ、一目をはばからずに顔中にキスをし、保育士に渡す。
そして、いつまでもその場を離れずに不安な気持ちいっぱいのオーラをまき散らす。
わかりますよ、かわいい小さいなわが子と離れ離れになりたくない気持ちは。
私も母で、産休明けからずっと働いてきましたから。
その未練がましい気持ちが、赤ちゃんにも伝わって、何か月たっても、保育園に全く慣れない赤ちゃんもいる。
この未練タラタラのお母さんの赤ちゃんは、本当に手がかかる。
発達も遅く、離乳食も全く進みが悪い。眠りも浅く、すぐ起きてしまう。泣いてばかり。
手がかかると、保育のプロでも、神経がやられてしまう → かわいく思えない
→ 赤ちゃんはいつまでも不安で泣いてばかり
という悪循環の図式にはまってしまうのである。なんてかわいそう・・・。
共通するお父さんのタイプ
お父さんはというと、穏やかで、子育てもちゃんと手伝っている。
お父さんに、赤ちゃんのことを聞いても、様子を答えられる。
どっちかというと、お母さんの尻に敷かれ気味な感じ。
でも、とても仲良し。
手のかかる赤ちゃんのお父さんは、めったに保育園にも来ないし、
赤ちゃんのこと何も知らない、忙しすぎるお父さん。
忙しすぎるので、お母さんと赤ちゃんがほぼ2人きりになり、過剰な溺愛となってしまうのであろう。
性別の違い
性別は手のかからないのは、圧倒的に女の子。
手におえないほど、やっかいなのは男の子である。
これは、やっぱり、母と息子という関係だからだと思う。
まとめ
手のかからない子がいいとは決して言わないけど、預かる方は、正直手がかからない方が助かる・・というのが、本音である。
小さいなわが子を預けて働くと決めたら、腹を据えて、日中の保育はお願いします、
仕事頑張ってきます、というきっぱりとした気持ちが、いい環境を作っていくのだと思う。
そして、親子でも、夫婦でも、兄弟でも、他人でもある程度の距離感は大事なんじゃないかな・・。